switch9’s blog

地球のみなさん、こんにちは

日本通運の物流アーカイブスが興味深い

 YouTube日本通運が物流アーカイブスというシリーズを公開してて、これがなかなか興味深くてついつい見てしまう。

 特に気になったのが、毎日新聞の本社ビル移転を扱った『新聞はとめられない(1966)』とフォークリフトやパレットの進化を扱った『荷役はかわる 通運のパレット作業(1958)』のふたつ。
 前者は活字と活版時代の新聞社のお引っ越し。膨大な数の活字を正確丁寧に梱包し、運搬する作業は気が遠くなりそうな、今じゃ考えられない工程。後者はフォークリフトとパレットの登場によっていかに物流が効率化されたかの変遷。どちらも貴重な映像てんこ盛りで、よくいままで残してたなと思う。


新聞はとめられない(1966)|物流アーカイブズ|日本通運


荷役はかわる 通運のパレット作業(1958)|物流アーカイブズ|日本通運

 他にもいくつかかあるので興味のある人はぜひ。って誰が興味あるねん。

シートパレットというものを知った

 この動画を見てて、パレット無しで段ボール箱だけをどうやってトラックに積み込んでるのか不思議で調べてみたら、シートパレットというシロモノがあることを知った。


フォークリフトで冬の玉ねぎ積み込み トラック&貨物コンテナ編

 フォーク部分に取り付けるプッシュプル式という専用のアタッチメントがあって、これを使ってまず最初にシートパレットを咥えてから、下にフォークを差し込み、前方に押し込んで(プッシュ)荷物を下ろしたら、荷を押さえつつシートパレットを抜き取る(プル)という見事な手順。世の中には頭のいい人がいるなあと思った。


トヨタL&F フォークリフト用アタッチメント プッシュプル

1月中に15冊読む その1 『人とミルクの1万年』 

 乳製品はヨーロッパのイメージがあったけど、アジアで誕生、発展したんやな。ヨーロッパに伝わって熟成チーズとして進化したのはずっと後の話。

人とミルクの1万年 (岩波ジュニア新書)

人とミルクの1万年 (岩波ジュニア新書)

 

 

and wanderのメッセンジャーバッグを9ヶ月使ってみての感想

 and wanderのメッセンジャーバッグを去年の4月の購入し、9ヶ月ほど使用したのでその感想を書いときます。

 

 

良い点

・軽い

 軽さは命。それでいて生地の耐久性もあるので、日常使いに向いている。高性能なメッセンジャーバッグはプロ仕様のものが多く、性能に比例して重くなりがりなので、軽いメッセンジャーは貴重。

・防水性

 小雨程度なら全然大丈夫。ポケットもすべて止水ジッパーなので安心。

・デザイン

 シンプルなデザイン、リフレクターのロゴとステッチ、止水ジッパーのハイテクアウトドア感。

・他人と被らない

 使ってる人めったにいないです。

・背負ったときのフィット感

 軽く柔らかい素材なので、背負い心地は悪くない。背負ってからのストラップの調整もしやすい。ただし、素材が薄いので角張ったものを入れてると背中が痛い。

 

ダメな点

・フロントフラップのポケット

 斜めに配置された止水ジッパーは見た目にはオシャレだけど、実際のポケットの容量はマチもなく少ない。また斜めになってるのでデッドスペースも大きい。さらにフラップ部分はふだんから何度も開閉するのであんまり重いもの大きいものを入れるとカバン自体が使いづらくなるので、結局ほとんどものを入れてない。ケータイとか貴重品も盗まれそうで入れにくいし。

・フロントフラップの縁がマジックテープにくっつく

 フロントフラップの縁取りがマジックテープのオス側にくっつきやすく、すぐけばけばになってしまう。けばけばになるほどさらにくっつく悪循環。縁取り部分の素材はファブリックではなく、ビニール的なもののほうがいいと思う。

・荷室に仕切りがない

 軽さとシンプルさを求めたがゆえに、荷室に仕切りやポケットがない。鍵や小物や財布などを収納しようとすると他に小物入れ的なものを使う必要があるので、結局、重量増になるし、ごちゃつくしで本末転倒。もうちょっとかゆいところに手が届く配慮が欲しい。

・素材が柔らかいので書類を入れにくい

 そのまま入れるとぐちゃぐちゃバラバラになります。

・ストラップを手で持ったときに緩みやすい

 手で持ち上げたときにスルスルすべって緩む。

・サイドの網ポケットにすべり止めが欲しい

 水筒とかペットボトルを入れるのにちょうどよいサイズのポケットなのだが、入り口のゴム紐巾着だけではボトルを固定できるだけの力がなく、うつむくと簡単に落下する。シリコンなどのすべり止め加工をするか、あるいは荷室内部にボトルホルダー的な装備が欲しい。

・ストラップを閉めたときに余りが長いのでベルトループが欲しい

 背負って締めたときに、かなりストラップが余る。今はリストバンドを付けてベルトループの代替にしているけど、なんとかもうちょっとスマートな解決法を標準的に装備しておいて欲しい。Timbuk2のループ式のほうが見た目も使い勝手も良い。

 

総評

 使い勝手の部分でもうちょっと詰めたデザインにできなかったのかと疑問に思う部分は多々あるが、見た目のかっこよさと軽さとで差し引き70点ぐらい。時々投げ売り価格になるTimbuk2が、このカバンの約半分の値段で手に入ることを考えると、割高感がある。

フォークリフトの免許を取得した

 昨年末に無事転職活動も完了し、入社日までもうすこし日にちがあるので、特に仕事で必要というわけではないけど、ひまつぶしも兼ねてフォークリフトの免許を取りに行ってきた。

 場所は日本のどこかのコマツ教習所。

www.komatsu-kyoshujo.co.jp

 まず、ホームページから申し込みフォームを使って申し込む。申込が完了すると、PDFをダウンロードできるので、プリントアウトし、必要な項目があれば記入して、郵送(!)する。郵送しないといけない。ネットの手続きだけじゃ完結しないのだ。面倒くさいけど仕方ないので従いましょう。
 日数的に余裕があるなら、先方から受付書類を郵送してくるのでそれで申込完了。余裕が無いときは直接電話して予約が完了してるか確認したほうが吉。

 金38000円也。

 普通免許を持っていたので、4日間コース(計31時間)。1日目は座学。朝から夕方まで途中休憩を挟みつつ、フォークリフトの基本的な知識及び力学、法律などについてずっと話を聞くだけ。椅子が硬くてしんどかった。一日の最後にごく簡単な4択テストがあって、万が一成績が悪いと2日目以降の実技に進めない。まあ落ちることはないけど、世の中には驚くべきレベルの馬鹿がいて、今回もけっこうギリギリな人もいた。お前よく今日まで生活してこれたなと思った(そのぐらい簡単なテスト)。

 2日目から3日間は実技講習。8時から18時までステップバイステップでひたすら運転の練習の繰り返し。最大10名(7~8名の場合が多いらしい)1グループで交代しながら1人ずつ順番に乗っていく。待ってる間は他人の運転を見ます。これも勉強の一環。真冬なので激寒だった。パイプ椅子のせいで腰痛いし。後悔した。むちゃくそしんどかった(気温と天候のせいで)。二度と嫌だ。
 よっぽどどんくさい(このどんくさいオレでもなんとかなった)人でない限りは、真面目に練習していけばそれなりに乗れるようになると思う。

 4日目の夕方にいよいよ最終試験。決められたコースと手順に沿ってフォークリフトを操作していき、それを教官が減点審査していくスタイル。緊張するけど、それまでの3日間でだいたいできるようになってるはずなので、不合格になることはまず無いかと思います。

 必要に駆られての受講でもなかったので、大寒間近みぞれ混じりの冬空の下、なんで申し込んでしまったのかと後悔したが、無事に終わった今となっては満足してます。仕事で使うことはたぶんないだろうけど、人生何が起こるか分からんからね。

 

Old Cars 1/25 Komatsu XE25 フォークリフト

Old Cars 1/25 Komatsu XE25 フォークリフト

 

 

誰に伝えたいのか何を伝えたいのか伝える気があるのか

 ケータイキャリアのCMは好感度調査で常に上位に来てるけど、今のauとかソフトバンクを見て、何を伝えたいのか全然わからん。みんなちゃんとメッセージが伝わってるん? というか日本のキャリアとして何を伝えようとしてるん?


TVCM │ au「笑おう」篇


ソフトバンク CM​「父も歩けば棒にあたる」篇(30秒)

 ちなみに、ソフバンの棒に当たるCMはYouTubeで0.75倍速にして初めて、最後のセリフがなんて言ってるのか分かった。いいのかそれで(伝える側の企業として、そして、受け手としての俺の老い具合として)。