switch9’s blog

地球のみなさん、こんにちは

冒険家への道は険しい、という話 (Smoke and Mirrors / Adventure)

 本日の1曲は、AdventureのSmoke and Mirrorsです。

 

 テレビのドキュメンタリー番組で、冒険している人の特集を見るのが好きで、何日もかけて山を登ったり降りたりする人とか、南極を歩いている人とか、ジャングルで新種の動物を探してる人とか、あれすごく楽しくて。で、見てると、感化されやすい人間なので、そういう人たちにだんだん憧れてきて、「つまらない日常なんて捨てて、ワールドワイドな冒険家になりたい」とか思い始めしまうんですね。馬鹿ですね。
 でも、私は、毎日お風呂に入りたいし、虫とか嫌いだし、皮膚も強くないから、多分ジャングルとか行くと皮膚がかぶれるし、そもそもね、あんな冒険家のような強靭な体力も精神力もない。普通の人なので。しかも、疲れたら、布団でぐっすり眠らないと、駄目なんです。日付が変わる頃にはあくびが止まらない。不眠不休で山登りしてる人とか、信じられないんですよね。

 

 でも、そういう人たちに憧れているのは事実なので、そういう憧れは憧れとして、心の何処かに留めておいて、いざという時、まあ、いざという時なんてめったに訪れないんですけど、実際のところ、普段の生活のために、何か活かせないかなあって、そっちの方向で考えるほうが、実際のところは役立つんだろうとは思うんですがいかんせん、「冒険家とは孤独なのだ」とかそういう上辺の精神論ばっかり学んでしまうので、そういうところがすでに冒険家にふさわしくないですね、わたくし。

 そもそもがですね、出くわすかどうかで考えるから駄目なのであって、どうやったら日常に冒険家としての思考回路と精神論を組み込むことができるかを、自分から積極的に考えればいいのに、そういうことはなぜかしない。最初の一歩を踏み出さない時点で、やっぱり私は冒険家には向いていないんだろうなあって、日常を変える冒険もしないようじゃ、私は冒険家にはなれないと諦めてしまいそうになって、そういう諦めの心が冒険家には不要なのだという落胆が私を襲って、スタート地点にたどり着くことがまた一歩一日と遅れているのです。わかっちゃいるけど始められない、って植木等かオレはって、あ、植木等は逆か。

 冒険家への道は険しいです。

 


Adventure - Smoke and Mirrors

 

Lesser Known

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