LPICレベル1に約1ヶ月で合格したので簡単にまとめる
アマゾンさんのフルフィルメントセンター(倉庫)の求人があって、要件のところに『LPICレベル1程度のLinuxに関する知識』となっていたので、突貫工事でLPICレベル1を受験することにした。
(結局、アマゾンさんの求人は書類審査で落ちたので、そもそも取得する意味もなくなったけど、まあ持ってて損はないかと勉強は続けた。何をモチベーションに頑張れたのか振り返ってみるとよくわからない。受験料とテキスト代と交通費とかで4万ぐらいはかかってるし…。)
主な流れは以下の通り。
10月下旬 LPICレベル1スピードマスター購入
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約2週間、101の勉強
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11月13日 101受験、合格(600点)。
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約2週間、102の勉強
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11月29日 102受験、合格(680点)。
Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version4.0対応
- 作者: 有限会社ナレッジデザイン山本道子,大竹龍史
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/11/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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使ったテキスト(書籍)は、LPICレベル1スピードマスターだけ。Linux教科書 LPICレベル1(いわゆる小豆本)はたまたま本屋になかったので買わなかった。というか、合格するだけなら、スピードマスターだけで十分いけると思う。突貫工事で結果を出すには、網羅的な知識よりも合格する上での実戦経験が重要なので、あとは、Ping-tでひたすらシコシコ問題を解いていった。
Ping-tはやり始めてすぐはかなり苦行に感じるというか、「はたしてこんなことやってるだけで受かるんか。っつーか、全然正解率が上がってこない」と疑問を感じると思うけど、そこをぐっと耐えて、全問金メダルまでたどり着いた頃にはあら不思議、合格圏内の知識が身についているので、これはもう我慢してやるしかない。過程で挫折する人かなりいてそう。102に関しては有料だけど、お布施するだけの価値は十二分にあるし、このサイトがなければ合格するのは結構大変だと思う。
実際の試験の傾向としては、101はスピードマスターの模擬試験の内容がめちゃめちゃ実際の問題と近かった。ほぼ同じ問題もいくつかあったので、Ping-tで知識の底上げをした上で、スピードマスターで仕上げておけばたぶん大丈夫。(とはいえ、合格ラインが500点で結果600点だったので、けっこうギリギリだった。振り返ってみればよくこんな危うい段階で挑んだもんだとゾッとする。合格できてよかった。クォータとかパッケージ管理とか全然理解できてないなあ。)
102は、101よりも記述問題が多かった。コマンドとかファイルまでの絶対パスとか。なので、Ping-tの選択問題だけやってても合格は難しいかもしれない。コマ問をある程度やりこんで解けるようになっとく必要があると思う。結果的に101よりも良い点取れたけど、難易度はこっちのほうが高いような気もする(個人の感想です)。SQLは実務の経験があったのでなんとかなった。ネットワーク周りがあやふやだった。netstatとかdigとかifconfigとかipとかこんがららっちんちtん。
あと、制限時間は90分あるので、全然焦らなくてもいい。ふつーに解いていけば、たぶん5回ぐらい見直せると思うし、それでもまだ時間余ると思う。で、『試験終了』を選んで『はい』を押すと、すぐに(まじでまじですぐに)結果出るので愛想も余韻もまるでなくて心臓に悪い。(ちなみにスタッフの受付の対応も超事務的だった…)。
まあ、何はともあれ合格できてよかった。もう一回受けるのも金銭的にしんどいし。
(補足)受験の際は、身分証明書が2種類要ります。運転免許証とクレカでOK。無いと受験できないのでご留意くださいませ。