ターミネーター2 3D を4dxで観てきた
今日から無職になりました。
時間だけはあるので、平日の昼間にターミネーター2(3D)を4dxで見てきました。2・3・4。
元は2Dだった映画が3D化すると、新しい発見があって、2Dしかなかった時代の映画は、3Dになることを考慮してないということがわかった。アタリマエのことだけども。映像がクロスフェードするような部分は3Dでやると、しっくりこない。この映画で言うと、冒頭の部分に多用されてた。3Dには3Dの編集テクニックってもんがあるんだなあと思った。
あくまで元が2Dだったのでそれを力技で無理やり3D化した、その程度なので、あんまり3Dの恩恵はなかった。4dxで観たから、その部分は楽しめたけど、3Dだけを楽しみにして人にとってはちょっと肩透かしを食らったかもしれない。3Dの事でいうと、あのT1000型がニュルーっとヘリコプターの中に入り込んでくるシーン、「スクリーンから飛び出すぐらいのニュルッと感なんだろうなあ」と期待してたら、そもそもこっち向いてニュルッとしてるわけではなかった。記憶が大幅に美化されてた。
ショッピングモールのシーンと病院のシーン、あるいはダイソンの自宅とオフィスのシーン(過呼吸になるとこ)、は、改めて観てみたら、記憶がごっちゃになってることに気づいた。バラの花束はショッピングモール、拳銃が鉄格子に引っかかるのは病院。
CGに関しては、長らくターミネーター2のCGは今見ても色あせない凄さがあるよなあ、やっぱりPhotoshopで手書きで無理くりやっつけただけのことはあるぜよ。と思ってたけども、これもやっぱり記憶が美化されてて、今見たらやっぱり大したことなかった。26年の月日は残酷だった。
CGがなかった頃(あえてそう言う)の映画なので、実際に爆破・破壊・炎上させてるシーンの多さと規模が、実はこの映画の最大にして、今の映画では到達し得ない楽しさなのかもしれないと思った。下水路でジョン・コナーを追いかけ回すトレーラーのシーンの尺の長さしかり、サイバーダイン社の大爆破しかり、公園でみんな焼き尽くされるシーンしかり、そして一番すげーと思ったのは、ヘリで追いかけ回すカーチェイスのシーン。実際の道路で、あの低さで、あの至近距離で、なんであんなことやれてるのかわけわからん。今の映画であんなシーン、まず見れない。特に、低空飛行するヘリを真後ろから追撮してるところとか、最終的にオカマほって全損するところとか。奇跡ですよアレは。
ストーリーは今更どうこういう必要もないけども、サラ・コナー無能。サラ・コナーがいなければもっとすっとちゃっと解決したのではないのかと思うほどに無能。昔見たときはそんな風には思わんかったけど、映画に対する嗜好が変わったのかもしれない。
無能なサラ・コナーに加えて、ヤキモキするシーン(リロードしようと思ったら弾を落としたみたいなの)が意外と多くて、そういうのをあえて入れずにドキドキハラハラさせることが、2017年現在においてはの良い映画の脚本の常套手段になってきているようにも思うので、うーん、やっぱりもはや脚本のスタイルとして古いんだろうなあとも思わされた。
というわけで、次の仕事いつごろ決まるかなあというのが今日の心境です。
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