switch9’s blog

地球のみなさん、こんにちは

動線の匠とカプセルホテル

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 先日、上野駅前の『カプセルホテル&サウナ北欧』に泊まった。

 不思議な造りの建物で、1階のエレベーターホールから、まず6階までエレベーターで上がると、そこにフロントがある。チェックインしてフロントからさらに右奥に進むと、宿泊者専用のエレベーターがあり、これを使って2~5階のカプセルルームやレストランへ行くことができる。つまり、下ることになる。さらにカプセルルームから大浴場へは再び上って6階のフロントを横切って奥へ進み、階段で7階へ行くことになる。動線の匠が見たら発狂しそうな設計だ。

 この宿泊者用のエレベーターのUIがバッドデザインで、上り/下りのどっちのボタンを押しているのか、今どっち向きに動いているのかということが、どの矢印がどの意味を持っているのかが直感的に理解できず、待っている人間からはわかりにくい。こんなエレベーターもあるんだなーと思った。

 あと、館内の自販機や食事の支払いがロッカーのキー(銭湯でよくあるコイル状のブレスレットみたいなやつ)に搭載されているICタグで完了できるという、妙に最先端な便利システムになっていて、館内をうろつくときはキャッシュレスで済む。請求はチェックアウトのときにまとめてドーン。建物の造りや年季や客層からすると似つかわしくないハイテク装備だった。でも泊まった階の自販機は故障してたのか反応してくれずにわざわざ別の階まで買いに行くハメになったのはご愛嬌。

 上野のど駅前で4,000円ちょいで泊まれるのはありがたいと思った(唐突な結論)。