switch9’s blog

地球のみなさん、こんにちは

インターネット is 便利

 読書大好きゆえ、休みの日は時々、図書館に行きます。そんなに大きな図書館ではないですが。居心地は良いです。

 そこの図書館には館内の端っこの方に蔵書検索用のパソコンが3台あって、これがいまだにXPで、液晶なんてなくてCRTで。きっとかなり前からあるんだろうと思われます。古いのはまあ別にいい。このパソコンでThe Divisionやるわけでもないから。しかし、どうにも腹が立つのが、蔵書検索ソフトがすぐにフリーズすること。今まで、使っててフリーズしなかっためしがない。毎回使うたびに途中で操作を受け付けなくなる。そうなるともう放置するか、係の人にウィンドウズを再起動してもらうかしかない。いずれにせよ、時間がかかる。怒り心頭に発した利用者のダブルスレッジハンマーでこっぱみじんに破壊されずに生きながらえてきたのが不思議なぐらいだ。

 なので、前から「なんとかしてくれよ。じゃなきゃ俺キレちまうぜ」と思っていたわけですが、ふと冷静になって考えてみると、そこの図書館のホームページからも蔵書検索システムが利用できる事に気が付いた。フリーズしたパソコンの前に座り、スマホから蔵書を検索する私。なんたるコペルニクス的転回。あの貸出カウンターの向こうにあるであろう蔵書検索システムへ、目の前にある役立たずの粗大ゴミからではなく、NTTドコモの電波とインターネット回線を利用して、ぐるっと大きく大きく遠回りに接続ができる。しかもその方が、速いし、調べやすいし、館内どこにいても検索できる。なによりもフリーズしない。インターネット万歳。

 あと5年経っても入れ替えられることはないであろう、この骨董の域に片足突っ込んだパソコンはインターネットの利便性によってもはや存在する意義を駆逐されてしまったのである。南無。

とりあえずなんでも試してみるもんだ(Tシャツを縮ませる編)

 GAPとかH&MとかのTシャツ、デザインは好きなんですが、どうしても解せないのが、あの、てろてろ感。なんか生地は薄いし、首はゆるゆるやし。一方、UNIQLOは確かにあんまりそそられるプリントは無いけれど、生地のしっかり感と首周りの耐久性(特に嬉しいのは、ワンサイズ上を選んでも首元があまり緩くならないので、サイジングにの自由度がある点)と、縫製の確かさにおいては圧勝してして、なんで、こんなに違うのか前から疑問だったのですが、だからといってどうにかできるわけでもなく。

 

 さて、そんな状況の中、NIKE SBのTシャツを通販で購入。普段、NIKEのTシャツはMでちょうどいいので、何も考えずにMを選んだら、届いたTシャツがてろてろゆるゆる系。頭を抱える私。NIKE JAPANだからと安心していたら、まさかの本国仕様だったか。一生の不覚。

 

 そこでひらめいた。

 外国の人って洗濯は外干しせずに乾燥機使う事が多いらしいから、もしかしたらこれは乾燥機を通したら、生地が縮んでぎゅっと締まって、しっかりボディ&ジャストサイジングになるんではないかと。あらかじめその分の余裕をみて作っているのではないかと。

 

 で、早速、Tシャツを縮ませるべく、まず、洗面台にお湯(蛇口から出る出来る限り熱い湯)をなみなみと張り、Tシャツ3枚を投入。暫し待つ。とにかくお湯でも熱風でもなんでもいいから熱を加えるのがいいのではないかと勝手な考え。

 さすが、このびしょびしょのままコインランドリーに持っていくわけにもいかず、洗濯機で3分脱水。縮んだかどうかはまだわからん。

 

 コインランドリーに到着、乾燥機を100円で10分回す。

 

 待つ。スマホをいじりながら待つ。本棚のジャンプを読もうかと思ったら10分経過。乾燥終了。

 

 若干湿っていた(NIKEだけは完璧に乾いていた。さすがDRI-FIT。そういうところはやはりクオリティが高い)。もう10分するか迷ったが、映画の時間が迫っていたので、撤収。

 

 (4DX版MADMAX怒りのデスロード最高だった。都合3回もおんなじ映画見るとか頭おかしい人ですみません。)

 

 帰宅後、着てみたところ、うん縮んでた。いい感じで縮んでた。特に首周りのだるだる感が無くなってた。すばらしい。ほぼ思った通り(もうちょっと目が詰まっていたら完璧だった)の結果に目頭が熱くなる。

 

 結論。海外ブランドのゆるゆる系Tシャツにお悩みの方は、コインランドリーで乾燥機に入れましょう。今回の結果を踏まえると、目安は3着で20分。体感できるぐらいに縮んで、ボディもしっかりします。試してみてよかった。人生なんでもやってみるもんやと思った。

 

知っている人だけが儲かる コインランドリー投資のすすめ

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今日はサービスエリアの食堂にひとこと言いたい

 時間がないので簡潔に言いますけどね、最近のサービスエリアの食堂、ちょっと違う方向に努力してませんか。違うんすよ、そういう感じじゃないんですと声を大にして言いたい。

 

 サービスエリアの食事なんてものは、高速道路を長時間長距離移動せざるを得ない状況に置かれたドライバーが、仕方なしに「まあサービスエリアでなんか食うとくか」と思ったときに食うものであって、早い安い美味い、そして普通。それがサービスエリアの食事ってもんなんですよ。

 

 ところが最近、妙に気合入れちゃってーの、有名店とか人気店とか誘致してしまう、ネームバリューに頼る経営方針、そのせいで値段が上がって、その割に量が少ないし、客が集中して待たされるわ、全然ダメです。普通のメシを食わせろ。

 

 あと、それに感化されてしまったのか、中堅クラスの規模のサービスエリアも、気合とこだわりが空回りして、妙ちくりんな新メニューを投入しすぎやのです。

 こないだ、岐阜のとあるサービスエリアに行った時も(私は非常に空腹であった)、メニューを見たら、「鶏ちゃん唐揚げ定食」っていうのがあって、努力しているのはわかる。わかるけど、けどもや、そのひとひねりはいらんねん。サービスエリアの定食にそのひとひねりはいらん。地元の郷土料理を提供してくれるのは嬉しい、けど、とりあえず鶏ちゃんでええやないか、なんで唐揚げにしてしまうんや。唐揚げにしてしまうのはまだ良しとしよ、それやったら、「鶏ちゃん定食」と「鶏ちゃん唐揚げ定食」の、どうして両方をラインナップしてくへんのや。唐揚げは好きやけど、ちがうんや、そういうことや無い、ということを食堂のおばちゃんの皆々様はご理解いただけると嬉しいです。

 

 あと、「地鶏カレー」、ネーミングのウマそうさに負けて、思わず注文したけど、まんまレトルトで、あの量で、800円はないやろ。全然腹ふくらまへんよ、あれでは。満足できずにあとからスーパーで「鶏肉と春野菜の甘酢がけ弁当」398円を買ってしまったよ。

 

 って、鶏ばっかりやないかい。

人生の幸福とは身近なところにあるのであーる。くら寿司とかに

 一週間の勤労を終えた後の、家路の途中でくら寿司の店舗が視界に入ってくる。抗うことはできない、気がつけばカウンターに案内されていた。

 

 座るやいなや、ハイテクタッチパネルを操作し、7種の魚介濃厚味噌らーめん360円を注文する。濃い目のお茶を作る。再び液晶画面に視線を戻し、寿司メニューを確認する。

 

 選択肢が多いほど定番に落ち着いてしまう人間の性を踏まえた上での、ありきたりな答えにはたどり着かないぞの固い決意によって、食べたことのないSUSHIを注文する。人生の未知の部分に隠れているまだ見ぬ幸福探しの旅。例えば、たら白子ジュレポン酢、あるいはえびアボカド。期間限定メニューも押さえるべし。

 

 しかしながら、食欲の赴くまま注文を重ねてはいけない。5皿にまとめることが慎ましやかな幸福のためには必要なのだ。起・承・転・結・ネオエクスデス。きっちりと明確な流れとテンポを寿司5皿で表現し、ビッくらポンの起爆スイッチを押す準備を整える。もちろん、7種の魚介濃厚味噌らーめんとの相性も考慮しなければならないのは言うまでもない。光と闇、剛と柔、リズムとメロディ、SUSHIとRAMENの最強タッグ。

 

 そして当たるくら寿司マスキングテープは固くて開かないプラスチックケースの中。

 

 お会計、1000円弱で私の胃も心も満たされる。こんな満足感は世界中何処に行っても手に入りません、私は余韻にひたる。すべての不安は霧散し、穏やかな表情で私はくら寿司を後にする。美味しかったよ、私は今とても幸せです。

釣り番組は面白い(私は釣りに興味が無いにもかかわらず)

 ヒマな時、テレビの番組も特になんも見るものがないときは、釣り番組を時々見る。

 これが違う意味で面白い。

 

 まず、出演しているプロ(だと思う)釣り人が毎回、ほぼ全員、おっさんである。それもだいたいが、ちょっと頑張った感じの風体のおっさんである。髪の毛は暗い目の茶髪が多い。しゅっとしたおっさんはまず出てこないし、オトコマエの若者に出会えることは奇跡に近い確率である。海でイカを釣ろうが、ダム湖ブラックバスを釣ろうがそんなことは出演するおっさんの種類には関係がない。どんな種類の魚を釣るプロであっても、おっさんばかりなのだ。ポケットがいっぱいのベストを着用したおっさんが出演する、それが釣り番組だ。ちなみにおっさんはよくしゃべる。釣りと魚についてよく喋る。好きで好きで仕方ないんだろう。

 

 そんなおっさんが、自分の釣り道具と仕掛けについて事細かに説明してくれるのだが、私は釣り番組が好きなのであって、釣りには全く興味が無いので、何を説明してくれているのかまるでわからない。しかし、それが逆に楽しい。自動車の番組で「排気量が」とか、スーノボードの番組で「ビンディングが」とか、色々説明されたらそれなりには理解できるが、竿の長さや、餌の種類について、事細かに説明してくれても、私には全然わからない(どうやらかなり奥が深いらしいことはなんとなく理解できる)。でも、それが自分の知らない世界に足を踏み入れている感じがして面白い。世の中にはまだまだ知らないことのほうが多いのだ。

 

 そしてもっとも驚くべきは、プロのおっさん釣り人は、プロなのに、あまり釣果が芳しくない。「そんなことでいいのか?」「プロなのに0匹で番組が成立するのか」「プロとは何なのか」と頭にいくつもの疑問が浮かぶが、想像している以上に、一匹も釣れない回が多いし、釣れてもサイズが小さかったり、狙っていた魚と違う種類の魚ばかりが釣れる(それはこだわる釣り人にとって良い結果ではないようだ)ことが多い。というかほぼそんな感じで終わる。それが釣りなのだろうか? 釣れないのなら、わざわざプロでなくてもアマに出演させても同じなのではないか? というかさっきの道具と仕掛けの説明は、釣れない道具の仕掛けの説明だったのか、それでいいのか。

 

 ボートで湖に出て釣るとか、堤防から釣るとかは趣味の釣りのスタイルとして想像できるが、プロは違う。1日半ぐらい、岩の無人島の崖の足場1mぐらいの場所に張り付いて、延々と釣り続ける。さすがプロだ。私にはそんなことは到底できない。立ったまま釣り続け、釣りながらインスタントラーメンをすすり、アタリを待ち続ける。一般人には苦行にしか見えないが、釣りを愛する人にとってはそれは最高の、至福の時間なのだろう。スノーボーダーが雪山をハイクアップするように、幸せの形とは人それぞれ違うことを、プロは体を持って教えてくれる。

 

 そんな過酷な環境で夜を明かし、結局、狙った魚は1匹も釣れなかったが、プロは楽しそうだった。さすがプロだと思った。だからプロなんだと思った。

 

 そして、窪田等のナレーションは相変わらずいい声である。